先日、1人の男性生徒さんが教室を去った。
どんな形にせよ、生徒さんとの別れは
やはり寂しいし複雑な気分になる。
ヘコむし、ショックだし、自信も失う。
が、しかーし！
手放せば、新しい何かがまた手に入る！
最近、そう思えるようになりました。
前向きにいこう〜！ってね。ヽ( ´ー｀)ノ

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今から17、18年くらい前になるかな？
楽器店で販売の仕事をしつつ、
「ピアノ教室」を細々と開始していた頃のこと。
1人のお客様Sさん（同じ年齢位の女性）が
デジタルピアノを見に来たので接客をし、
色々と電子ピアノについて説明をした。
接客の最中、会話の流れで、
「ピアノを教えている」という事を話すと、
彼女は「私、あなたに習いたい。
今すぐ電子ピアノの購入は無理だけど、
習える時がきたら連絡します」
と言ってくれた。
そして名刺を残して去って行った。

「あの人、本当に習いに来るのかな？」
”あなたに習いたい”と言われ、
嬉しい気持ちはたくさんあったけど、
期待しないで待つことにした。
彼女が店に来た日からどれ位たっただろう？
ある日、本当にSさんから連絡がきた。
そして、彼女は私の教室の「生徒さん」となった。

いつの頃からか「生徒さん」というより、
レッスン以外では「友人」という関係になり、
今では、誰よりも信頼＆尊敬できる
大切な大切な友人の1人となったSさん。
そして、そのSさんの紹介で
教室に通うようになった別の生徒Mちゃんも、
「生徒さん」という枠を超えて、
自分には欠かせない大切な存在、
大親友となった。

現在、彼女たちはそれぞれ結婚し、
出産し、引っ越しもし、ピアノはお休み中。
気軽に遊びに行ける距離ではないし、
子育て中なこともあり、なかなか会えないけど、
でも、たびたび連絡をとっては
近況を伝えあっている。
で。つい先日、
Sさんが関西方面へ引っ越すことになったので、
行ってしまう前に！と久々に会いに行った。
（なんと引っ越し先はMちゃん家の近く！）

彼女は変わらず、とても魅力的な女性だった。
ブレない自分軸と、シンプルな思考の持ち主。
自分に自信がないとブレブレになり、
すぐにぐちゃぐちゃ考える自分とは正反対！（笑）
改めて尊敬した。素敵な人物である。

ピアノ教室を通して、
私は「親友」と呼べる2人と出会うことができた。
これは私にとって大きな大きな宝物☆
長年ピアノ教室をやっていると、
たくさんの出会いと別れを繰り返す。
気持ちの良い別ればかりではないので、
生徒さんが教室を去る時は、
場合によっては気分が滅入る。
だけど振り返れば、SさんやMちゃんのように、
人生の宝物も得ることもできているんだよね。

きっとこれから先も、
素敵な生徒さんとの出会いがある！
そんな気がしてきた。
辞めていった生徒さんのことを
グタグタ考えるのはやめよう。

Sさんを見習ってシンプルに！！