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2021-09-16
「リ~~~ン リ~~~ン♪」
夜になると、
スズムシなどの虫の声が
聞こえてくる季節になりました。
秋ですねぇ。しみじみ。(´ー`)
…と言っても、
我が家の周辺は住宅地で
河原も空地もなく、
公園も近くにないため、
聞こえてくるのはほんの数種類。
寂しいもんです。
数年前、仙台で人生で初めて
ウマオイの「スイ~ッチョン♪」
という鳴き声を聞いた時には
「…こ、これは!!」と大興奮して
就寝どころではなくなったくらい。(笑)
ちなみに、
私が一番身近に感じる秋に鳴く虫
…といえば、
ピッピ虫。(←勝手に命名)
ピッピッピッピッと鳴く虫です。
(※チッチッチッチッとも聞こえる)
どうかすると部屋に入り込んできて、
結構な大きさの声で鳴いていることも。
それなのに、
なかなか姿を見ることができず、
ずっと『ピッピ虫』と呼んでいたワケですが、
こちらも数年前に念願の対面を果たし、
その姿から、「カネタタキ」という
虫であると判明。
1cmほどの小さな虫だけど、
都市部の住宅街では
秋の鳴く虫の代表格と言えそうですね。
ところで。
日本では昔から秋になると
スズムシなどを虫籠に入れて
その鳴き声を
楽しんできた歴史がありますが、
こんな風に「虫の鳴き声」を
楽しめるのって
世界中を見渡しても非常に珍しく、
なななんんと!
日本人とポリネシア人だけだって
皆さんご存知でしたか?
私たちは
虫の音(ね)を虫の「声」として
その音を「言語」として、
左脳で処理しているのに対し、
他の外国の人々は「単なる音(雑音)」として
右脳で処理しているらしいのです。
正確には、
日本人・ポリネシア人が、というよりは、
日本語、ポリネシア語を
「母国語とする人」にとって、
虫の鳴き声は「言語」として聞こえ、
左脳で処理されている、とのこと。
だからこそ、日本語では
「虫の音(おと)」とは言わずに、
「虫の音(ね)」と読み方を使い分け、
そして、それを「声」として
扱ってきたんですね~。
わざわざ耳を傾け、その鳴き声を楽しみ、
俳句や和歌にして詠んだり、
小さい頃から童謡の『虫の声』を
親しみながら歌ってきたことを考えると、
日本人が繊細で情緒的であると
言われるのも納得ですね。
他にも、
私たちにとっては「癒し」ともなる、
川のせせらぎ、風の音、波の音、雨音も
雑音として処理されているんだとか!
自然界にある音を、単なる雑音とせず、
まるで1つ1つに魂が宿っていて
言葉を話しているかのように
感じている私達。
なんだか誇らしく感じますね。(*´ω`*)
ピッピッピッピッ…
きっと皆さんの身近なところでも
ピッピ虫達が鳴いているはず。
虫の声に耳を傾けて
秋の夜長を楽しみましょう。
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