大人専門ピアノ教室 Studio*ABE* ブログ「passo a passo」 HPのURL https://www.asahi-net.or.jp/~nt4s-ab/

”調性のうた”を歌おう!
2022-12-13


[画像]
≪覚え方&見分け方・その1≫
「調性の呪文を唱えよう」の続き。

今日は「調性を見分ける別の方法」と
「私はどう覚えたのか?」を
書いていきますね。
※前回同様、長調で説明しています。
 短調は別の機会にまた説明します

***

≪覚え方&見分け方・その2≫

譜面の左端のト音/ヘ音記号の脇に
調号(#/♭)が並んでいた時、
1番右に配置されている#や♭の音から
音階の開始音(主音)を導き出し、
その曲の調性を確認する方法。

この方法は、
手元に譜面がある人、もしくは、
調号(#/♭記号)が五線譜上で
どんな順番で配置されているのかを
把握している人にしか使えません。
皆さんの場合は、譜読みの際など
楽譜を見ながら調性を考えると思うので、
この方法が使えます。
とても簡単。オススメです。
知っておくと便利ですよ♪

#系から説明しますね。
例えば、
「ト音記号の脇に#が4個も並んでるけど、
この曲って何調だろう?」と思ったら、
その4つの中で最も右側に配置されている
#が何の音に書かれているか、を
確認してください。
「レ」の音のところにあるはずです。
つまり、一番右端の#は「レ#」。
それがわかれば調が判明したも同然。
その音の「半音上」が答えです!
レ#の半音上→「ミ」(日本語のホ)
答えは「ホ長調」。

簡単~、ラクチン~♪ヽ(゚∀゚)ノ

では、♭系ではどうなるでしょう?
基本的には似たような考え方です。
違うのは、半音上ではなく、
「5度上(=4度下)」ということ。

例えば、調号に♭が1個ある時、
それは「シ」のところにあるはず。
その「シ」を含め、5つ分(=5度)、
音を上に数えていきます。
シ・ド・レ・ミ・ファ。
到達した「ファ」(日本語のヘ)が答え。
つまり、「ヘ長調」。

ほらほら、簡単でしょ?

まとめ。

『#系の見分け方』
1・一番右端の調号(#)の音を見る
2・その音の半音上の音を確認する。
=それが調(長調)の主音なので、
日本語に直せば、できあがり。

『♭系の見分け方』
1・右端の調号(♭)の音を見る
2・その音の5度上の音を確認する。
=それが調(長調)の主音なので、
日本語に直せば、できあがり。

※5度上=4度下、同じ音なので、
 自分が数えやすい方でOKです。
 上記の例でいうと、
 5度分、上に数える→シドレミファ
 4度分、下に数える→シラソファ
 どちらも「ファ」が導きだされます。
※「呪文」の時と同様に、
 主音そのものに#や♭がつく場合は、
 嬰、変をつけることを忘れずに!
※上の画像では♭5個を例にしています


≪覚え方&見分け方・番外編≫

さて。
私はどうやって覚えたかというと…。

まだ幼い頃、
ピアノの先生や音楽の先生から
前回お伝えしたような「呪文」も、
上記の方法も教えてもらわないうちに、
「何か法則や覚え方があるはずだ!」
と自分なりに試行錯誤。
鍵盤を眺め、弾いて考えていたら、
ある時、規則正しく同じ幅で
ジグザグと動いている関係性に気づき、
結果、鍵盤の位置と音で覚えました。
ピアノを弾きながら
メロディーとして歌って覚えた感じです。

♪ソレ|ラミ|シファ|ド~|
 ファシ|ミラ|レソ|ド~♪

って感じに。元気な2拍子で!(笑)
基本的な考え方としては、呪文の
「トニイホロヘハ/ヘロホイニトハ」と
同じことになるんですが、
私の場合は、今でも頭の中で
弾きながら歌ってる感覚で
調性を導きだしています。(´ー`)

だから、学生時代に周りのみんなが
「#4個。ト・ニ・イ・ホだから…ホ長調」

続きを読む

[音楽の話題]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
 powered by ASAHIネット